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大室神社
支部名 北佐久支部
宮司名 曽根徳隆
神社名 大室神社(おおむろじんじゃ)
鎮座地 小諸市大字諸字窪屋敷597番地
本社祭神名 高寵神(たかおかみのかみ)
闇寵神(くらおかみのかみ)
大物主大神(おおものぬしのおおかみ)
豊受大神(とようけのおおかみ)
例祭日 4月18日
由緒 神社というもののルーツは、「神」の御霊の依代・盤座・神座として、社(やしろ)や宮(みや)や祠(ほこら)を、その土地に住む人々が建立し、尊い場所として境界線を引き、俗世界と隔絶したことが始まりと考えられますが、当氏子区域に鎮座する神社も、その原形は、その土地の守り神、産土の神様であり、と同時に、その土地を開拓した氏子の皆々様の遠き御親、先祖神であったことは想像に難くありません。
産土神社の本当の由緒とは、まさにこの事に尽きるのです。
小諸市の大里地区(菱野・後平・滝原・西原・諸)は、小諸市発祥の地と言われ、また、8~9世紀(奈良・平安時代)にはすでに栄えていたとされる。
東山道『清水の駅』を中心に文化や経済の窓口として賑わいました。『清水の駅』という名称の語源からもわかるように、この地方の始まりが、飯綱山の麓から湧き出る「弁天の泉」や金毘羅山の「ざはらの泉」の湧き水を生活の糧に、先人の居住・生活が始まったことを意味しています。
大室神社は、高峰山(2106km)の頂上に鎮座する、高峰神社の里宮でもあり、ご祭神は、貴船神、及び弁財天神、山岳修験道の開祖役之小角である。大室神社より湧き出る「弁天の清水」は、長野県湧水百選に、高峰山の中腹にある「不動の滝」は、長野県滝百選にも、それぞれ選ばれている。
境内地内には、摂社飯綱宮、金毘羅宮、出羽三山神社も建立されている。特に飯綱宮では、古くから「神送り」「神迎え」の神事が執り行われ、佐久平中の神々を集め、飯綱山から金毘羅山まで松明行列を繰り出し、出雲の国出雲大社へ10月神無月に神送り、十一月に神迎えをした。
文永年間(1265)、約700年前、大室に住み富士見城を築城した大室彦太郎時光は、岩村田大井の本城と連絡を取るため神社の上手に、のろし台を18塚建立した。その名残として、現在でも「かがり火」の神事が継承されている。戦前は飯綱宮の前で大相撲大会が催された。
老若男女は参道の388段(現在500段位)の石段を登って祭を楽しんだ。内100段は小諸市本町の寄進によるものだと言う。
豊富な湧水を神域とする、現在の諸区の産土神社。
主祭神には京都の貴船神社の御祭神を勧請し、高龍神・闇龍神(天地自然を司る神。特に雨や水や天候(高気圧・低気圧)を自在に操るとされ、高は山を闇は沢を意味する)である。清水駅の北方に鎮座。
当氏子区域の産土神社と鎮守の杜が、いつまでも皆様に尊ばれ、愛され、親しまれる神聖な場所、心の拠り所、かけがえのない財産でありますことを心よりお祈り申しあげます。
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